Sound Stele

2017.9-2017.12

石碑は過去の出来事を記録するための媒体であり、同時にその場所、土地に紐づいた存在である。時間を超えて人間は石碑と出会い、その土地の出来事を想像する。その石碑がインタラクティブに振る舞い、特定の時代や出来事などを象徴する音が流れ出したらどうか。それは、ネットワークの発達した時代だからこそ、時間や場所に縛られず、キーワードや特定の条件によって収録する音を選択し、アップデートすることもできる。デジタル時代に存在し得る、石碑の形をもった新しいインターフェース。

私たちは音を発する対象が見えていなくても、音によって周囲の環境を把握することがある。石碑のように、その場所と深く結びついたものを媒体として、その場所でかつて流れたであろう音を流したら、当時の環境や空気感に対するイマジネーションを膨らませることができるのではないかと考えた。そこで、石碑に人感センサーとスピーカーを埋め込み、人がそこに自分の音をアーカイブし続けることのできる恒常的なメディアとしての石碑を制作しようと考えた。

タイトル:Sound Stele
制作期間:2017.9-2017.12
役割:企画・制作・展示
使用ツール:Max MSP・Arduino